arigatou-terra’s diary

【とほほ】あり【ありがとう】あり。田舎暮らしのつれづれです

9/7 白露(朝晩の気温がぐっとさがり、朝露が草に降りるころ頃)

野菜ごとに異なる種採りをひとつひとつ学びながら

暦は、白露、とのことですが、相変わらず、真昼の日差しは夏そのもの、容赦ありません。これほど実感を伴わないのも、いかに四季のリズムが壊れてきていることか、と思っていたら、朝早い畑は、葉っぱに朝露をしっとりとため、まさに白露。なるほど。昔の人は、こんな小さな兆しを、しっかり受け取って言葉にしてきたのですね。

 

とはいえ、うちの畑は、今、まだまだ真夏の様相です。恐怖の『かぼちゃ天国』が出現しているのです。

3月に、『南部一郎』という、人の名前そのまんまつけたんじゃね?という名前のかぼちゃの苗(固定種)をいただき、畑の端に植えました。かぼちゃは広がるから、と端に植えたのです。夏にかけてすくすく(この頃はまだ幼子を見守るような気持ちでしたのでこの言葉がぴったりなのですが)育ち、実をつけた時には大喜びで収穫しました。

しかし、8月も末になると、一郎は、水平方向だけでなく、縦に上に、あちらこちらにつるを伸ばし続け、周りのオクラも、ナスもすいかも、ショウガも、すべてを吞み込み、今や畑の5メートル四方を占領するようになりました。毎日のようにランプのような大きな黄色い花を咲かせ続け、つるが、あちこちで宙を舞って新たな巻きつく先を探しているさまは、恐怖を感じるほどです。

この恐ろしいほどの生命力に、何故だか、気持ちが引いてしまい…しばらく畑に入らない日が続きました。それは、何故だろうと考えた時、私は、自分が無意識のうちに畑を自分の完全なるコントロール下に置こうとしていたことを思い知りました。自分の想定内で、自分の思い描く通りに美しく育ち、着実に実をつけるという姿を望んでいたのだなぁと。それは、畑をやるからには、しごく当然のことであると同時に、人間の傲慢さでもあるわけで。

そして、南部一郎は、そんな私を超えたところで、今日も増殖し続けております。

恐るべし、かぼちゃ天国

おくらにからまるかぼちゃ

南部一郎にからまれながらも実をつけ続けたオクラ 立派な種が取れました

 

 

 

7/6 小暑(梅雨明けが近くなり、湿っぽさの中にも本格的な夏が感じられる頃)

脱皮直後のとかげ発見。力尽きたか、じーーーーっとしています。

居心地よいのか、きゅうりの葉っぱにカエルが4匹も

 

6/20夏至→ 7/6小暑→ 7/22大暑と、本格的な夏へと季節が移り替わりますが、

夏至の頃を象徴する花が、紫陽花/あじさい、小暑が、蓮/はす、大暑は、向日葵/ひまわり、と聞くとその節氣のイメージがより分かりやすいのではないでしょうか。

小暑の今は未だ、湿っぽさがかって、蓮の花の美しさが際立ちます。

 

【象鼻杯】という蓮の葉を使ったおもてなしはご存じですか。               蓮の葉に落としたお酒を茎の下からいただくもので、                        空洞の茎の中を伝って落ちてきたお酒はほんのりと蓮の香りがするそうです。

 

そして、今年の小暑7/6は、新月の日でもあります。慣行農法でも、経験的に実行しているかもしれませんが、自然農法では、月の動き(太陰暦)はとても重要です。

新月から満月までの月の状態に沿って、種まきや苗の植え付け、収穫を決めていきます。種や苗を植えるのは、新月の前に行うと、根付きやすいと言われています。

 

さて、ここんところの暑さと雨で、畑の野菜たちの葉っぱが、『巨大化』してきました。冒頭のきゅうり、ナス、かぼちゃ、とうもろこし…葉っぱの巨大化は、光合成するには、良いのでしょうが、実がなることが目的ですから、これでよいのかなぁと思いつつ。。。よくいう、つるぼけという現象では。

 

雑草と一般に呼ばれるものも、一雨ごとにぐんぐんぐんぐん伸びてもうどこからどこまで収穫する野菜でどこからが雑草なのか、境界が分からないほどに。

丸い畝は良かったけれど、この草管理的には、ぼうぼうの中を畝と畔の境をさがすのが大変なのでした。

 

草管理は、田んぼと畑にとっては、最重要事項、ここんところ、ご近所さんからも朝から草刈り機の音が響いております。

先日、なかでも聞きなれない大きな音がしていると思えば、お隣の田んぼの上を、おぉ!?ドローンが飛んでいる。えっ何撒いてるの。

畔にいたお隣さんに近づき、おもむろに尋ねる私たち。『除草剤まいてんねん』・・・それを聞いて、『・・・』。黙り込む私たちの様子に、私たちが自然農法をしていると知っているお隣さんは、ばつが悪そう。

 

何氣に無言の圧を残してしまいましたが。除草剤も、空から撒かれると遠くまでその飛沫は飛ぶので、せっかく、薬なしでやっているこちらにも影響があることは否めません。また、生態系にも広範囲に影響が及びますし。

 

大きなエリアの田んぼを持っている方は、その便利さにドローンの利用は、これからも増えるでしょう。結局、業、としてやるとどうしてもこうなるんでしょうね。農業をやるからには、たくさん収穫せねば生活が成り立たず、手作業では追いつきません。高齢の少ない労働力で、ちまちまやっていたのでは限界があります。どうしても、機械と便利なくすりに頼ることとなります。

 

うーん、思うに、効率、生産性アップを目指して、世界は分業で成り立っているけれど、都会、田舎で、仕事を分けず、農業という分野もなく、人々はみんな自分の食べ物は自分で作り、その他の仕事をみんなで少しずつ負担するような世界が、よいよね。 ロシアの菜園付き別荘(土地)配分の政策【ダーチャ】は、本質的で、賢いと思います。

地球(テラ)は、本来、十分豊かなはず。そろそろ、原点回帰しようぜ、みんな。

 

 

6/5 芒種(稲など穀物の種を撒く頃、現代では苗代からお田植えを行う頃)

水がはられた水田がいっせいに緑に。

 

6/6は、芒種。稲や小麦など、穂のある穀物の種を撒くころとされ、私たちお米を主食とする日本人にとって深い関わりのある大切な節季です。現代では、種まきではなく、苗代の苗を植える時期となりました。水を引きこんで鏡のように広がる田んぼが、次々と美しい緑に塗り替わります。

 

さて、一大事が起こりました!

3/10に種芋を植え、あと、20日ほどで収穫となるはずだったジャガイモ!こんな無残な状態に。なんと、お猿にやられてしまったようです。多分まだ誰も人間の姿の見えない朝早い時間です。

食べ方ぁー

ジャガイモって、土の中に作物が育つので、私たちとしては、未だ、収穫のイメージがなかったがゆえに、ええっ?!とびっくり。でも、100日で収穫、ということなので、あと20日くらいだったわけで。ある意味、お猿には分かるんだと感心。 

 

いやいや、しかし、なんだな、食べ方。この食べ散らかす感じ、こら!お行儀悪いでしょ。こら!!と思わず、もういないお猿に叱る私。聞くところによると、一口食べては、ポイ、別のをかじる、という習性があるらしく、農家さんいわく、その食べ方が、大切に育てた人の神経を逆なでするらしい。やれやれ。

 

役所の方は、電気柵一択の提案しかなく、これから、トマト、ピーマン、トウモロコシと夏野菜を育てる身としては悩みます。オオカミの尿の匂いを封じたものを下げるとか、そんな商品も売られていますので、どうでしょうと尋ねると、「みなさん、いろいろ試してお金を使って、結局は、電柵に行きつくんですよね」とのこと。うむ。

 

どこかで見たEМ菌による結界を作るというのは、どうなんだろう。出来れば、電柵は電磁波の問題もあるし、避けたいところ。ある地域に一面電柵がはられていたけれど、ちょっとその風景はなんだかなぁと。しかし、作物を一生懸命育てている人間にとって、お金はかかるものの、一番、安心で手軽なんだろうと気持ちもわかるのです。

 

ちょっとこれは保留ですね。

 

でこぼこ。何が違うのかなぁ

さて、新米ファーマーが今一番疑問に思っていること、聞いてもらえますか。いや、ベテラン農家の方に言わせれば、たいしたことではないのかもしれませんが。

 

同じところから手に入れた種を数か所に植えたのですが、隣同士の生育が、全然、違うのです。この写真は、風よけと緑肥の目的で植えたひまわりですが、今、手前のひまわりは、30センチくらいに育っているのに、隣はまだ7センチほど、なぜ、こんなに凸凹なのか不思議。

 

こんな現象が、ひまわりだけでなく、とまとやとうもろこしでも見られます。土を育てながら、作物も育てているので、微妙に土が違うのか、風が強い場所なので風の影響か、あるいは、固定種、自家採取の種を買うので、どうしても均一となりにくいのか。しばらく待てば、小さい子の方も、ぐんぐん育ち気にならなくなるのかもと思いつつ。

 

自然は、多様性なので、これこそが本来の形なのでしょうか。ここの環境に適した子、弱い子といろいろいて、ここで育つうちに、みんなこの土地に適応した子になっていく。自家採取で種を取れば、次の世代は、その土地にあった種になっていると聞いたので。寒がりの子には無理させているけれど、みんな、元気に育ってね。

 

 

都会に住んでいるときはマーガレットが畔に咲いてるなんて知らなかった

 

 

 

 

 

5/20 小満(草木茂り万物が成長して天地に満ち始める頃)

草刈り後のすっきり

立夏の後の節季は、小満。万物が天地に満つるほど成長する頃。

まさに、雨降るごとに!陽ざし照るごとに!ぐんぐん草木は伸びています。

写真は草刈り後の様子、草刈り前のわさわさこそが、小満そのものだったのに、ビフォアアフターの、ビフォア写真を撮っていなかったなんて、あぁ残念!

歩くたびに6-7センチのカエルが跳びはねて、ここにどれだけ数えきれないほどの生き物たちが命の営みを行っているのだろうと思うと。

 

 

 

畑の前の森もどんどんせり出して大きくなっている、気がする

木々もぐんぐん、拡大しているような…。毎日、見ているからこそ感じる変化。

畑には、順次、夏野菜を種まきしたり、定植したりしています。きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、しそ、オクラちゃんたち…

あと、カーメンくんいわく採れたてが絶品、家庭菜園の醍醐味を味わえるというとうもろこし。楽しみだわ。トマトちゃん&なすびくんは、育苗途中のただ今15センチ、も少し待ってみましょう。すいかちゃん、Youtubeで学び中。

 

本日も、近所で空砲が鳴り、出没した様子のおサルさんたちに、荒らされないようにと願いつつ。出来れば電気柵は付けたくないしなぁ、なんて考え甘いかな。

でも、自然農のYoutubeで、毎日山に向かって、自然農で生態系を守るから、荒らさないでと話しかけていたら、何代も人が変わるほどイノシシにやられていた畑が荒らされなくなったとか。願い・感謝・愛、それらは見えないけれど、波動でしっかり伝わるのかも…

 

 

 

5/5 立夏(新緑は日に日に濃く。夏への移り変わりを感じる頃)

大手毬の花満開!

24節季では、5/5が【立夏】となります。比較的良い天気に恵まれ汗ばむ日もあったゴールデンウィークでしたが、立夏と聞くと、えっもう夏、いや、まだ春を楽しみたいよ、春、行かないで、と焦る気持ちにも。

けれど、夏が立つ、と書くように、そろそろ夏の兆しを感じる頃、というのが立夏の意味合い、すでに五感は夏を感じています。

まぶしくなってきた陽ざし、ぐんぐん伸びてむんと匂いを放つ草、あちこちのたんぼに水が入るたび、増殖するカエルの鳴き声…

 

この時分の食卓の楽しみは、豆ごはんに、タケノコやふきの煮いたん。あと、ジューシーな果汁がぎゅとつぶつぶに詰まった河内晩柑(*´▽`*)

地球の変化で、最近は四季がなくなり二季になってきていると言う人もいますが、季節ごとにきちんとその作物が実をつけ、その恵みを食卓で楽しめるのは本当にありがたいことです。

 



さて、ゴールデンウィーク、これから植える夏野菜のための畝づくりをしました!

うちの畑は、西風がきつくて、自転車がバタバタ倒れるほどの強風が吹きつけます。まず、畑の端に風よけとしてひまわりを植えました。

ひまわりは緑肥にもなる上に、1メートル以上に背丈が伸びるので風よけとなります。さらに、風の影響を軽減するため、教わった通り、畝を丸くする【円形畝】を作りました。直線の畝に比べると、植えることのできる株数など効率は良くないものの、畝にあたった風を逃して風の影響を抑えてくれます。

 

畝となるところを堀り炭を埋めた後、水の道を掘り、畝を上げて真ん中+二重の円形を作ります。三人姉妹で一日がかり。スコップ入れたところにたまたまいらっしゃったミミズをお陀仏にしてしまったり(汗)飛び出したでかいカエルにひっくり返りそうになったり。曲線にまぁるく掘っていたつもりが、びみょーないがみがいがみを呼び…円形というより古墳みたいな?まぁこれもご愛敬。『完成です!』、と叫んだ時には、腰の痛みもスルーしてしまうほどの満足感(#^.^#)

 

位置ごとにPHと水分量が違うからどこに何を植えよっか

 

ジャガイモ 順調に育っています、芽かき&土寄せしました

 

この時期は、近所の行事で、大きな道路沿いと畔道の【草刈り】がありました。

田舎に移住して、こういう行事が多いのがいやだという方もいらっしゃるそうですが、参加してよかったですよ。確かに、朝は早いし(都会では、休みの日なんて9時まで寝ていましたもんね)時間は取られますが、何か共同で作業をしたことで、近所のまだ名前も知らない方々とも言葉と笑顔を交わすことが出来ました。

 

引っ越してきて半年、東西南北のお隣さんとは、すっかり仲良くなれたのですが、それ以降の方々は、みんな同じ苗字、というのもあり、さっぱり分からん状態です。が、年末のお掃除に続き、今回の草刈り参加で、半径50メートル超のご近所さんともお互いを認識できました。角砂糖にすこーしお湯を落として柔らかくなったような感じで…

これからも程よい距離感を保っていきたいものです(^_-)-☆

 

 

4/19 穀雨 (春の柔らかな雨に農作物が潤う、種まきや田植えを始める頃)

ジャガイモ、キター!1ヶ月以上待って、やっと、芽が(^_-)-☆

【穀雨】は、24節季で春の最後の節季となります、

この次の節季は、二週間後の5月初旬、夏のはじまりの【立夏】

まさに、今が春のてっぺん、盛り、春爛漫!

自転車を走らせていると、いたるところで花が咲き誇り

畑には、蝶やミツバチや蛙、さまざまな鳥たちが行き交って生命の躍動に満ちています。

一方、人間たちは田んぼに水を引き耕起し、夏野菜のための畝づくりを開始します。

近所の方々も軽トラであっちにこっちに忙しそう。

地球(terra)ありがとう!地球の懐で、みんなみんな生きているよ。

 

 

トマト・ナス・きゅうり…夏野菜たちの小さな小さな種を植えて絶賛、苗づくり中。
自然農法なので、F1種でなく固定種の種で。頑張れ、おー。

トラクターの足跡 水が豊かにはられた田んぼ 今年のお米作りが始まる。

 

畑の隅にもりもり生えてきた謎の草。お隣さんによると【せり】ですと。
うーん。いや、違うって。茎がちゃうし?

 

散っても心奪われる それって桜ならでは。

 

4/4 清明(陽の光が明るく万物を照らし全てが鮮やかに見える頃)

4/4は24節季の【清明】

陽の光が万物を照らし全てがはっきりと鮮やかに見える頃、

まさにその言葉通り、植物たちが光の中いっせいに輝きはじめました!

 

昨年の秋にここに住み始めた我が家。

今朝、隣の土手の上を見てびっくり!

枯れ木だった?ところに、突然、桜が咲いている。。。

おぉ!!君は、桜だったのか!こんなところに。

そうか、そうか。きれいやなぁ!

唐突に現れた桜に、思わず話しかけてしまいます。

 

土手に突然、ぽこぽこぽこぽこと、

ふきのとうが花を咲かせていた時も驚きましたが、 

この桜は、それにも増して唐突で、サプライズ度 Max!

 

新芽や花々が、枯れ木だったはずの木々や枯野だった畦道に

いっせいに色を纏わせ、世界はモノクロからカラーへ。

それは、目立たず、淡々と努力していた人が、

時を得て突然きらきらと存在感を増す、そんな姿に似ています。

 

 

最近知った山野草「花かんざし」~素朴でかわいらしくてお気に入り