arigatou-terra’s diary

【とほほ】あり【ありがとう】あり。田舎暮らしのつれづれです

7/6 小暑(梅雨明けが近くなり、湿っぽさの中にも本格的な夏が感じられる頃)

脱皮直後のとかげ発見。力尽きたか、じーーーーっとしています。

居心地よいのか、きゅうりの葉っぱにカエルが4匹も

 

6/20夏至→ 7/6小暑→ 7/22大暑と、本格的な夏へと季節が移り替わりますが、

夏至の頃を象徴する花が、紫陽花/あじさい、小暑が、蓮/はす、大暑は、向日葵/ひまわり、と聞くとその節氣のイメージがより分かりやすいのではないでしょうか。

小暑の今は未だ、湿っぽさがかって、蓮の花の美しさが際立ちます。

 

【象鼻杯】という蓮の葉を使ったおもてなしはご存じですか。               蓮の葉に落としたお酒を茎の下からいただくもので、                        空洞の茎の中を伝って落ちてきたお酒はほんのりと蓮の香りがするそうです。

 

そして、今年の小暑7/6は、新月の日でもあります。慣行農法でも、経験的に実行しているかもしれませんが、自然農法では、月の動き(太陰暦)はとても重要です。

新月から満月までの月の状態に沿って、種まきや苗の植え付け、収穫を決めていきます。種や苗を植えるのは、新月の前に行うと、根付きやすいと言われています。

 

さて、ここんところの暑さと雨で、畑の野菜たちの葉っぱが、『巨大化』してきました。冒頭のきゅうり、ナス、かぼちゃ、とうもろこし…葉っぱの巨大化は、光合成するには、良いのでしょうが、実がなることが目的ですから、これでよいのかなぁと思いつつ。。。よくいう、つるぼけという現象では。

 

雑草と一般に呼ばれるものも、一雨ごとにぐんぐんぐんぐん伸びてもうどこからどこまで収穫する野菜でどこからが雑草なのか、境界が分からないほどに。

丸い畝は良かったけれど、この草管理的には、ぼうぼうの中を畝と畔の境をさがすのが大変なのでした。

 

草管理は、田んぼと畑にとっては、最重要事項、ここんところ、ご近所さんからも朝から草刈り機の音が響いております。

先日、なかでも聞きなれない大きな音がしていると思えば、お隣の田んぼの上を、おぉ!?ドローンが飛んでいる。えっ何撒いてるの。

畔にいたお隣さんに近づき、おもむろに尋ねる私たち。『除草剤まいてんねん』・・・それを聞いて、『・・・』。黙り込む私たちの様子に、私たちが自然農法をしていると知っているお隣さんは、ばつが悪そう。

 

何氣に無言の圧を残してしまいましたが。除草剤も、空から撒かれると遠くまでその飛沫は飛ぶので、せっかく、薬なしでやっているこちらにも影響があることは否めません。また、生態系にも広範囲に影響が及びますし。

 

大きなエリアの田んぼを持っている方は、その便利さにドローンの利用は、これからも増えるでしょう。結局、業、としてやるとどうしてもこうなるんでしょうね。農業をやるからには、たくさん収穫せねば生活が成り立たず、手作業では追いつきません。高齢の少ない労働力で、ちまちまやっていたのでは限界があります。どうしても、機械と便利なくすりに頼ることとなります。

 

うーん、思うに、効率、生産性アップを目指して、世界は分業で成り立っているけれど、都会、田舎で、仕事を分けず、農業という分野もなく、人々はみんな自分の食べ物は自分で作り、その他の仕事をみんなで少しずつ負担するような世界が、よいよね。 ロシアの菜園付き別荘(土地)配分の政策【ダーチャ】は、本質的で、賢いと思います。

地球(テラ)は、本来、十分豊かなはず。そろそろ、原点回帰しようぜ、みんな。